主婦に向いている介護事務 !資格の合格率も高い!
資格の取得を検討する際、「自分のやりたい事」「安定した収入が得られる事」などを重視するのももちろんですが、「自分自身に向いているかどうか」に着目をしてみるのも面白いですよね。例えば、性別、経験、現在の環境など、個人の状況によって当然向き不向きはあります。自分自身に向いている資格の取得を目指す事で、楽しく勉強を進める事が出来てなおかつその後の転職活動もスムーズに進められる可能性が高くなると言われています。主婦の方々が資格取得を目指す場合におすすめの資格の1つが「介護事務」であると言われていますが、その詳細について見ていきましょう。
「介護事務」ってどんな仕事?
まず、「介護事務」とは一体どのような仕事なのでしょうか。主に下記のような業務内容となります。
- 介護施設や事業所においての受付業務
- 介護報酬請求事務(いわゆるレセプトの作成)
- 介護に関するあらゆる手続き
介護保険についての専門的な知識が必要となるので、資格の取得を目指す際はその勉強も必須となります。超高齢化社会と言われている現代において、介護施設は今後益々増加するであろうと言われていますよね。そのような背景において、介護事務の仕事もまたニーズが増えてくる事は間違いないでしょう。
「介護事務」が主婦向けである理由とは?
しばしば、「介護事務」の仕事は主婦の方々向けであると言われているようです。その理由としては、
- 需要がある仕事なので、転職先を比較的見つけやすい
- 家事、育児をしながらでも資格の勉強を進めやすい
- 勤務形態が豊富(正社員、パートなど)なのでライフスタイルに合わせて働き方を選べる
などが挙げられます。職場復帰を目指す主婦の方々にとって、「転職活動がスムーズにいくかどうか」は是非とも重視したいポイントでもありますよね。介護施設そのものが増加傾向にあるので、介護事務の資格を持っていると転職活動を上手く進められるケースが多いようです。参考にしてみられて下さい。
「介護事務」の仕事をする上で、資格は必要?
ここで気になるのが、介護事務の職に就く上で資格は必要かどうか、という点ですよね。結論から言いますと、介護事務のお仕事は無資格でも出来ます。介護事務資格は国家資格ではないので、資格保有が必須というわけではないのです。
とは言っても、雇用する側としてはやはり「有資格者」の方に魅力を感じる場合が多いようです。無資格の場合は一から十までを全て指導する必要がありますが、有資格の場合には、例え未経験であっても、最低限の知識を持っているわけですから、指導もスムーズに進めやすいというわけです。また、資格を持っている事によって「給与に資格手当が反映される」「熱意をアピールする事が出来る」などのメリットもあるので、実際に仕事をしてからの待遇や就職面接時には有利になりますよね。
介護事務は無資格でも働く事が出来ますが、取得が非常に難しい…というわけでは決してないので、本格的に介護事務の仕事をしていきたいと考えるのであれば、資格の取得を視野に入れておく方が良いでしょう。
「介護事務資格」を取得すると、メリットがたくさん!
無資格でも介護事務の職に就けるとは言え、前述の通り、資格を取得しておく事によって色々なメリットが考えられます。
- 転職活動時の面接時に、資格を持っていると有利になる
- 実際に転職してからも、業務内容をスムーズに理解する事が出来る
- 実際に自分の家族に介護や介護保険が必要になった際に知識を役立てる事が出来る
- 介護の資格を併せて取得するなど、働き方の幅も増える
勉強をするのがあまり好きではないという方もいらっしゃるかもしれませんが、介護事務においては資格を取得しておく方が後々もスムーズにお仕事を進める事が出来そうですね。
介護事務資格への勉強は隙間時間を利用して進める事も出来るので、家事などで忙しい主婦の方でもチャレンジしやすいと言われています。是非、検討してみられて下さい!
「介護事務資格」について
一言で「介護事務資格」と言っても、複数の種類が存在する事をご存知でしょうか。なんと10種類以上もの資格があるのだとか。その中の、代表的な3つの資格をご紹介いたします。
<ケアクラーク>※日本医療教育財団主催
最も知名度の高い介護事務資格。どの資格を取得しようか迷ってしまった場合は、こちらを受験する事をおすすめします。
- 受験資格:問わない
- 試験内容:学科試験(介護事務一般)と実技試験(介護報酬請求事務)
- 合格率:およそ60%
- 試験の実施:年に6回(偶数月)
- 受験料:6,900円(税込)
- 試験の会場:各都道府県
- 合格の基準:学科試験、実技試験ともに70%以上の正解率で合格
<介護事務管理士> ※技能認定振興協会主催
知名度も比較的高く、就職活動の際に有利になる事も多いので人気の資格でもあります。
- 受験資格:問わない
- 試験内容:学科試験10問と実技試験4問
- 合格率:およそ46%
- 試験の実施:年に6回(奇数月の第4土曜日)
- 受験料:6,500円(税込)
- 試験の会場:各都道府県
- 合格の基準:学科試験70%以上、実技試験は各50%以上(また、3問で70%以上)の正解率で合格
<介護事務実務士>※医療福祉情報実務能力協会主催
福祉施設に留まらず、長期療養型病床を保持する医療機関においてもニーズのある資格です。
- 受験資格:問わない
- 試験内容:学科試験20問と実技試験(介護報酬明細書作成)
- 合格率:67.5%
- 試験の実施:毎年7月上旬/12月上旬(計2回)
- 受験料:7,700円(税込)
- 試験の会場:教育指定校並びに団体受験での受験のみ
- 合格の基準:非公開
上記3点が、知名度や人気の高い介護事務資格となっています。種類が多すぎてどれを選べば良いのか分からないという方は、是非参考にしてみられて下さい。
「介護事務」資格を取得するにはどうすればいい?
実際に介護事務資格を取得する為には試験に合格する必要があるわけですが、その勉強方法としては、
- テキストを購入して独学で勉強
- 通学制の講座を利用して勉強
- 通信講座を利用して勉強
上記3点のいずれかを選ぶ形になります。
主婦の方が介護事務資格の取得を目指す場合には、断然、通信講座を利用する事をおすすめします!独学だと不明点をそのままにしてしまいがちですし、通学は「不明点を講師に質問出来る」などのメリットがあるものの、受講料はそれなりに高額になってしまうわけです。その点、通信講座は自分のペースで勉強を進めつつ、メールなどで講師に不明点を質問出来るようなサービスが整えられたものが多いので、忙しい主婦の方にはうってつけの勉強方法であると言えるでしょう。
介護事務資格の通信講座については、大体下記のような形が相場となっています。
- 費用:4万〜5万円ほど
- 受講期間:3〜6ヶ月
- サービス内容:テキスト
・試験対策問題集(過去問など)
・サービスコード集
・トレーニングブック
・介護レセプト用紙集
・介護保険MAP
・講師への質問
試験へ向けての勉強を進める為のテキストはもちろんの事、実際の試験を想定した問題集や、介護事務のお仕事をする上で欠かす事の出来ないアイテムも一緒に付いてくるので、試験に合格した後でもそれらを活用していく事が出来る、いわば「ずっと使える」ようなセット内容になっているのが特徴です。試験の合格は決してゴールではなく、飽くまでもスタート。介護事務のお仕事を長く続けていく上で役立てる為にも、是非通信講座の利用も視野に入れてみられて下さい。
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このように、介護事務のお仕事は主婦の方に非常に向いている業務内容で、資格取得のプロセスにおいても、通信講座を利用する事によって勉強を進めやすいという事が分かりました。今後さらに拡大していくであろう福祉の業界において、介護に関わるお仕事は必要不可欠です。やりがいもあり、しかも自分に向いているという、とても魅力的なお仕事であると言えそうですね!何か手に職をつけて職場復帰をしたいとお考えの主婦の方々は、是非介護事務のお仕事も検討してみられて下さい。