主婦でも社労士の資格を取得可能!難易度が高いが役に立つ資格!
育児が一段落して、「そろそろ仕事を探してみようかな」と再就職を考えている主婦の方の中には、何か資格の取得を視野に入れている方もいらっしゃるかと思います。最近は実にたくさんの種類の資格があり、「趣味の延長で楽しみながら取得出来るもの」「世の中に需要が多くあるもの」「安定した収入が見込めるもの」など、ご自身やご家庭の状況によって選択をすることが出来ます。その中で、やはり魅力を感じるのは「安定した収入が見込めるもの」だと思いませんか?経済的に余裕を持つ事で生活も安定しますし、あらゆる可能性も広がりますよね。ただし、それなりの収入が見込めるような仕事となると、当然それに必要な資格の難易度も自ずと高くなります。例えば、「社労士(社会保険労務士)」は女性でも活躍している方がいらっしゃいますが、取得までの道のりは厳しいものでとても難しい資格であると言われています。では、全くの未経験の主婦の方でもこの「社労士」の資格の取得を目指す事は可能なのでしょうか?その詳細について見ていきましょう。
社労士の仕事内容とは?
まず、社労士とは一体どのような業務をおこなっているのかについて見てみましょう。
- 企業や組織で働く従業員の労働環境を整える為の業務をおこなう
- 労働や社会保険に関する法令のもと、書類の作成、提出の代行をおこなう
- 労務管理についてアドバイスやフォローをする
- 企業や組織の就業規則の作成についてアドバイスやフォローをする
主に上記のような仕事をおこなっています。
社労士の仕事のここがスゴイ!
前述の通り、企業や組織にとってなくてはならない存在であると言っても過言ではない社労士ですが、この仕事のスゴイ点は「独占業務である」という部分です。どういう事かと言うと、社労士がおこなっている上記のような仕事については、誰でも出来るというわけでは決してなく、国家資格である社労士の資格を保有する者しかおこなってはいけないという決まりがあります。すなわち、世間からの社労士のニーズは非常に大きく、とても有益な資格であると言えるでしょう。
女性の割合が多い「社労士」
また、他のあらゆる職業と比較して、社労士は女性の割合が高めであると言われています。例えば、他の士業(「〜士」と名前の付く職業の事)においては女性の割合は多くても20%程度ですが、それが社労士になると30%以上になるのだとか!
※平成28年度の例だと、社労士資格合格者の男女の比率は【男性:女性=66%:34%】
社労士を志す女性が多い理由としては、
- 社労士は安定した収入を得られるので、経済的にも潤いをもたせる事が出来る
- 例えシングルマザーになったとしても、家庭、子育てとの両立がしやすい
- 社労士資格は国家資格なので、一度家庭に入った後でも仕事を見つけやすい
- 「社会保険労務士事務所の事務員として時短で働く」「大企業でフルタイムでがっつり働く」など、様々な働き方が可能である
- 女性視点でのきめ細やかな対応が求められる事も多い
など、女性が働きやすい環境が整っていたり、女性の几帳面で繊細な特性を活かす事が出来たりするからです。資格取得までの道のりは厳しくはありますが、のちのちの事を考えるとメリットの方が大きいと言えるでしょう。
本当に、主婦でも社労士の資格取得を目指す事が出来るの?
非常に難関である事で定評のある社労士ですが、例えば未経験の主婦の方であっても資格取得を目指す事は可能なのでしょうか?
まず、資格取得までには大体どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。社労士になる為に要する勉強時間としては、合格までにおよそ「800時間〜1000時間以上」が必要であるとされています。数字だけを見ると非常に膨大な時間で、途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、効率良く勉強を進められるような方法をとれば、主婦の方であっても社労士資格の合格を目指す事は十分に可能です!例えば、
・家族の協力を得て、「毎日勉強時間を必ず3時間は確保する」など計画を立てる
・勉強しやすい環境を整える(テレビのない部屋で学習するなど)
・社労士資格のスクールに通って勉強時間を捻出する
・通信教育を利用して効率的に勉強を進める
このように工夫をする事で、忙しい主婦の方であっても社労士資格の合格を目指すが出来るというわけです。主婦の方で、勉強を頑張って社労士資格試験に合格された方は実際にいらっしゃるわけですから、決して不可能な事ではありません。諦めずに、是非チャレンジしてみられて下さいね。
また、主婦の方が社労士資格を取得する事にはたくさんのメリットが考えられます。例えば、
・国家資格で重宝される職業なので、働き口に困らない
・経験と実務経験を積む事で独立を目指す事も出来る
・パート、正社員など、ライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぶ事が出来る
・年金、社会保険についての知識を得られるので、自分や家族の事にそれを活かす事が出来る
・安定した収入を得る事が出来るので、欲しいものを堂々と購入出来る
など、嬉しい事がたくさんあります!とても厳しい学習期間が必要ではありますが、その分得るものも大きいという事をしっかりと押さえておきましょう。
社労士資格試験について
社労士資格試験の概要についても押さえておきましょう!
<試験日程>
毎年、年に一度開催(8月の第4日曜)
※全国社会保険労務士会連合会試験センターが実施
<受験資格>
・短期大学卒業の者(あるいは同等以上の学歴がある場合も可)
・上記の学歴がなくとも、一定の実務経験を積んでいる者
・行政書士資格を保有している者
上記のいずれかに該当していれば受験資格を得る事が出来ます。
<試験内容>
・労働基準法や労働衛生法について
・労務管理やその他の労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
など
※試験は前問マークシート方式。選択式問題8問と択一式問題70問
※法令に関する問題が9割。
※法改正に関する最新の情報も要チェック!
<受験料>
15,000円
<受験手続について>
毎年、4月の中旬以降に受験案内が配布されるので、各々で請求をして定められた期限までに受験の手続きをおこなう必要がある。
以上です。社会保険労務士のオフィシャルサイトを見て、最新の情報を確認する事も忘れないようにしましょう。
実際に社労士試験に合格するにはどうすればいい?
このように、難易度が非常に高い社労士資格ですが、どのように勉強を進めていくのが良いのでしょうか?ご家庭の事にも忙しい主婦の方が社労士資格の合格を目指す場合は、通信講座を利用するのをおすすめします。テキストを購入して独学で勉強する方もいらっしゃいますが、時間を有効的に使って効率良く学習を進めるのであれば断然通信講座が利用しやすいです。社労士資格試験の合格を目指すに当たって通信講座を利用する事で、以下のようなメリットが考えられます。
- イラストや図解を多く用いたテキストで内容を理解しやすい
- 全ての教材(テキスト、講義、問題集、テストなど)をスマートフォンで見られるサービスがある講座もあるので、空き時間をより利用しやすくなる
- DVDやCDのサービスで、動画や音声を併用して効率良く学習を進める事が出来る
- 不明点を質問出来るサービスがある講座もあるので、独学よりも効率が良い
- 手厚いサポートを受けられるので、自分自身のやる気にも繋がる
独学でテキストのみで合格をしたという方も中にはいらっしゃいますが、主婦の方はご自身の時間を全て勉強に費やせるわけではありませんよね。家事や育児をしながらの学習となると、「いかに効率良く進めるか」「隙間時間を上手く利用出来るか」が鍵になります。金額、サービス内容などは講座によって異なるので、じっくりと資料を読み込んでからご自身にピッタリのものを見つけてみられて下さいね。
気になる、社労士資格講座の費用についてですが、講座によって異なります。相場としては、大体安いものだと38,000円くらいから、高いものは190,000円ほどまで非常に幅広い金額設定なのが特徴です。何故こんなに金額に差があるのかと言うと、サービス内容の違い、あるいは販売元の違いが理由となっているようです。手厚いサポートがフルでついているような講座はもちろん金額もそれなりに高いですし、販売元が予備校などの学習機関の場合は、とにかく膨大な学習量が求められるので、その分テキストや問題集もボリュームがあり、金額も当然高くなる…というわけです。
ただし、金額が高ければ良いというものでもありませんし、逆に安いからと言って内容が粗悪というわけでも決してありません。「自分が続けやすい内容か」「自分が興味を持てるような内容か」「自分のライフスタイルにおいて無理のない内容か」 など、飽くまでも「自分が継続して学習していけるか」を重視するのが大切です。前述にもあるように、それぞれの講座の特徴を捉える為には資料請求が非常に有効的なので、上手く活用をしながらあなたにピッタリの講座を探してみられて下さいね!
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このように、社会保険労務士の資格は難易度は非常に高いものの、上手く勉強の計画を立てて学習を進めていく事によって、主婦の方でも十分に合格を目指せるという事が分かりました。難しい事であるからこそ、達成した時の喜びはひとしおになりますよね。国家資格である社労士は、世の中のあらゆる企業、組織から必要とされているとてもやりがいのあるお仕事です。将来的に安定した収入を確保し、色々な方の助けになりたいとお考えの主婦の方は、是非社労士資格の取得も視野に入れてみられてはいかがでしょうか。